虐待とは?

大人が虐待をまず理解していく事が大切です。虐待とはどういう定義であるのか、一般的には暴力などが挙げられますが、身体的虐待、心理的虐待、性的虐待、ネグレクトなどの4種類が存在します。

ネグレクト

あまり馴染みのない言葉、ネグレクトをご存じでしょうか?厚生労働省HP児童虐待の定義でも正式名称【ネグレスト】と表現されております。

ネグレストは育児放棄や育児怠慢と言われる児童虐待の1つです。

家に閉じ込める、食事を与えない、不潔の状態にする、自動車の中に放置する、重い病気になっても病院に連れて行かない などがネグレクトと呼ばれております。

食事を満足に与えられない、病院に連れていけない、仕事で時間が無い、金銭的な問題など、多く理由はあるとは思いますが、これも児童虐待の1つです、近年ではこういった行為に対して事件として厳しく判断されるケースが増えております。

心理的虐待

トラウマとなる精神的ダメージが大きいと言われている虐待の1つです。

言葉での脅しや無視、兄弟間での差別的扱い、子どもの目の前で家族に対しての暴力をふるう面前DV (※DV:ドメスティック・バイオレンス)、兄弟に虐待行為を行うなど。

直接的に暴力をせずとも、”妹の目の前で兄に暴力を振るう”なども心理的虐待にあたります。虐待を直接受けていない兄弟も間接的に苦しんでいるという事です。

親も人間です、イライラすることもあります、しかしイライラしたからと言って子供に当たってしまうと、その行為が犯罪と判断されるという事を私達は理解していかなければなりません。

身体的虐待

直接的な暴力、一般的に虐待と認知されている行為。

殴る、蹴る、叩く、激しく揺さぶる、やけどを負わせる、溺れさせる、首を絞める、縄などにより拘束するなどの直接的外傷を与えるような行為。

”激しくゆさぶる”なども身体的虐待に該当します、大人の力は子供にとっては凄まじく強力で、鉄の機械に揺さぶられている程の感覚になります。

性的虐待

男女問わず、子供がなんと言おうと、子供に対する性行為は性的虐待です。

性器を触る、触らせるなども性的虐待です、

こちらは心理的虐待にもリンクしており、重度のトラウマとなるケースが殆どです。虐待を受けた子供は深く記憶に刻まれます。

性的虐待を親から受けた子供としては、忘れる事など出来ません、一生つきまとうトラウマとなります。性的虐待は精神的ダメージが最も大きいと言っても過言ではありません。

児童虐待はこのように4種類に分類されます。

引き用元 厚生労働省児童虐待の定義

虐待は私達大人がまず理解していく必要があり、近年では子供に対しての教育も進んでおりますが、他国に比べるとまだまだ認識が甘い所です。

アメリカでは12歳までの子供を家に留守番させることは犯罪です。学校への送り迎えも両親または保護者の付き添いが必要です。

日本では小学高学年にもなれば一人で留守番させたりする事もあるでしょう、しかし海外での子供に対しての認識ですと、それは異常な状況なのです。

最近でのニュースでは、家に留守番させていた子供が2階から転落し、母親が捕まった事件が新しく記憶にあります。

そして日本は未だに体罰の風潮が残っており、他国に比べて見ても、子供に対しての虐待が目立ちます、私達日本人もしっかりと虐待に対する認識を高めていく必要があります。

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