2024年3月18日群馬県桐生市新里町にあるフリースクールあんしゃにて卒業式が行われました、フリースクールあんしゃでは1名の男子生徒(6年)があんしゃを卒業いたしました。あんしゃを卒業後群馬県高崎の中学へ入学予定です。
卒業式では、WITHYOUメンバー着付士小澤笑子さんが、ボランティアで袴の着付けをし、男子生徒は素敵な卒業式を迎えました。
保護者の方々や地域の皆さんに囲まれて、アットホームな卒業式でした。
後姿は本当にかっこいい時代劇に出てきそうな立派な姿でした。
小澤笑子さんは、群馬県桐生市に住む着物ファクトリー小澤学院学院長、着物の仕事に就き37年。きものを着る楽しさを入り口に「きもので闊歩」を主宰。厚生労働大臣認定 一級着付け技能士 ・通商産業大臣認定一級和裁士・きものコンサルタント・和裁教員免許・職業訓練指導員の資格を持ち数々の有名人の着付けも行っていた、大変有名な方です。
小澤笑子さんは、家庭の事情で振袖を着れない、袴を着れないなど、そういった子ども達に少しでも喜んでもらえたらという思いで、WITHYOUの活動に参加頂きました、今後ともこのような機会があればお手伝いしたいと、熱い思いを語っておりました。
僕は今回の卒業式で感じたことは、一人ではこのような活動は実現しなかった、小澤笑子さんのような素敵な思いがある方と繋がれて本当に良かったと感じました。
文部科学省が令和元年度に発表した調査結果によると、小中学校の在籍児童数が減少しているにも関わらず、不登校生徒児童数は7年連続で増加し、55.6%の不登校児童生徒数が90日以上欠席しているなど、日本の教育現場は憂慮すべき状況にあります。
地域の保護者の方の声を聞くと、子どもの居場所となる学びの場所が少ないという現状や、学校や教育支援センターから学校復帰を促すかの様な投げかけに対して、様々な思いを抱いておられます。
また、不登校の定義は30日以上の欠席となっており、学級に入れず、保健室登校でも出席扱いになる場合も多く、その他現在登校はできていても心身の不調を抱えながら辛い思いをしながらも渋々登校している子どもも少なくありません。子ども達が様々な理由で学校に行けない・行かないという場合、心身共に休息する時間の必要性や、学校以外の「居場所」・「学びの場」の必要性があることは社会的にも認知されております。全ての子どもが安心して学ぶ事ができると共に、それぞれの個性に応じた居場所が得られる様に関係各所が相互に協力・補充しあいながらの連携が求められますが、未だ十分とはいえない状況です。
以上の状況から、2021年4月より、子ども達にとって安心していられる「居場所」や「学びの場」の選択肢の一つとして存在したいという想いから、教育委員会や学校、保護者地域と連携しながら、子ども達への学びの機会を確保・サポートする事を目的とし、フリースクール『un chat』(アンシャ)を設置致しました。
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